第41回 全国小品盆栽名品展 (に行くと見せかけて上野動物園に行く)
やっぱり双幹って良いですね・・・
と、またそんなことを言っていると、私の作る樹は双幹ばっかしとか言われてしまいます。
巷では、「時計の針が11時を指す時私は微笑む」という噂まで流れているようです。
先週末は上野の名品展を楽しんできました。
結局2日間通いましたが、あっという間に時間は過ぎて行きました。
いつも会場でたのしみにしているのが、飾っている方の自分の席に関するひと言とか、エピソード。
これが聞けると更にその飾りの面白味が増しますね。
この樹はうちで三十数年経つし一度くらいは飾ってあげないとねとか、ここはこうやって作るんだなんて話だとか・・・
ベテランさん達が良いと褒めるアケビを前に持ち主さん、実は棚の隅にあったのを忘れて手を入れずにいたらこうなったんだとか。
本当~?
時々言われることがあります。
「ほっぽっとく」
ま、そんなこと言うとある名人は樹によっては毎週肥料を置き換えるとかいう噂ですが。
一体真実はどこにあるんだよ。
笑。
でもですね、うちでも去年ありましたよ。
ほっぽっておいたコデマリが、勝手にきれいな双幹になっていたのです笑。
それは別としても、いじってばかりではいつまでも脱初心者は叶わないようです。
「よ~し、今日からもう何もかも放り出して、旅に出るぞ!」
そう高らかに宣言する私なのでした。
ところで、このアケビの席の中で、私の目になんとも心地良く見えてきた雪柳。
そういえば百J園のN本さんが飾りについて言ってましたっけ。
ドラマの中の役者さんは全員が二枚目である必要はないんだよ、ですって。
樹がそれぞれの役目を十分に発揮できて初めてそこに必然性が生まれてくるのかも知れません。
そこに余計なものはないのでしょうね。
私も、自分の樹を輝かせてあげたいなぁ。