続・嫌われる要素を集めてみました。
先月、こんな鉢を成形したと記事にしました。
http://itsuka-bonsai.blog.so-net.ne.jp/2011-12-04
焼き上がりはといいますと・・・?
かなり面白くなってくれました。
縁の下と雲足のところが、赤やら青やらにぎやかになっていますね。
ん?雲足のところ?
せっかく彫ったのに埋まったのね・・・
でも、彫らなきゃここに色がたまらなかったわけですし。
口惜しいけど良しとしましょう。
歪みもなく、生意気な水切りが個性を主張してますね。
嫌われる要素を集めてみたら、使うのがたのしみな鉢になりました。
日本小品盆栽協会東京支部 セピア色した総会の思い出
最近は私、ちょっといっぱいいっぱいで、更新も控えめになっています。
植え替えも、今年は1月にバラから始めてみようと思い、手を出しましたが、まだ少し残したままです。
さて、瞬発力に欠ける記事の更新です。
この前の日曜日に東京支部の総会があったのですよ・・・って、もうbonさんや妹のほうさんが記事にしてからしばらく経ちますね。
日本小品盆栽協会東京支部の今後が、会員の高齢化、若い世代の減少など、多くの盆栽会の悩みのタネを考える上でのひとつのモデルになるかも・・・他の地方の方でそんな風に勝手に期待している方もいらっしゃるようで。
時にそんな風に言われることがありますが、期待されてもなんだか困ってしまいます。
おうおう、見世物じゃねぇんだよ。
笑。
それでもある程度会の情報を詩的に発信することは必要に思いますので、先輩方から侘び寂びパンチを五・七・五でくらってしまわない程度にお知らせいたしましょう。
情報を発信しなければ、ただただ敷居が高いとイメージの中で思われるだけでしょう。
ただの絶滅危惧種なだけなのに。
でもですね、絶滅危惧種を調べてごらんなさい。
個性的な、可愛らしい動物ばかりですよ。
ふふふ笑。
全国の盆栽会でも同じようですが、東京支部でも会員の減少という状況はありまして、リタイアされる会員さんが毎年数名出るようです。
報告では、去年は辞められた方の人数と同じだけの新しい入会者があったようで、どうにか東京支部は踏ん張ってますよ。
去年のこの±0は、ゼロではなくプラスのうちに入ると思います。
そしてまた、若い女性の入会が多いというのは特徴のひとつとしてあるようです。
なんとも、女性を飛び越えて、エンジェルだったりするめずらしい方もいらっしゃいますが・・・笑。
更に今年に入り、また新しい新入会員さんも数名あったようです。
そうそう、「妹」と「後輩」、ついつい可愛らしく思ってやさしくしたくなりそうな冠を持つことになった、そしてカバンにお菓子を持っていないと力が出ないという、妹のほうさん。
思い切って入会していただきましたね。
まずはハサミを持って、シャドウ剪定から始めていただきましょう笑。
会のお財布事情も苦しいようで、一時は支部展の会場の変更等も話し合われましたが、先輩方のやり繰り等等、秘密のベテランマジックで、どうにか辛い時期を過ぎることができたようです。
財務大臣のM越さんが、会費の値上げなどしないで頑張ってきて本当に良かった、と皆の前で話していたのが印象的でした。
現在東京支部の会員数は60にちょっと足りないくらいとのこと。
大人数の会が少しずつ数を減らして今に至るようですが、会員数が減りつつも行事などはその規模を維持するというのが苦労するところのようで。
この点、進化の過程で体を大型化させることで栄えた草食動物が、環境の変化で豊かな森や草原を失い、その大きな体を支えるだけの食糧の確保が困難になり絶滅の危機を迎える悲しい姿と見れます。(←警告)
でもですね、私は去年よりも少し楽観的に今後を考えられるようになりました。
最近は入会者も増え始め、その方たちは積極的に例会にも足を運んでくれ、会の仕事を手伝ってくれたり、出来ることがあったら手伝うと言ってくれたり、そして、先輩方も以前よりちょっと元気になられたような・・・?
いえいえ、元気でいてくれないと困ります。
育ててもらわないと困る初心者がヒナ鳥のようにピーピーと、口を開けて巣でエサを待っていますので笑。
さてさて、まだまだ早急に解決すべき問題を抱える東京支部の、明日はどっちだ?