台風の日は、掃除日和。
今日は台風が迫る中、日本小品盆栽協会の本部の交換会に行ってきました。
日も暮れる頃に家に戻って棚の状況を確認し、ついでにひと仕事。
私の棚は庭でもなし、ベランダでもなし、屋上でもなし、アパートの2階の洗濯物を干すちょっとした場所を大家の茂子さんに借りて棚を作っていて、やたらにあまり水をジャバジャバ使えないのですが、棚の下のコンクリートの床は日々の潅水で落ちてたまった土やホコリ、葉などで、ちょこちょこ掃除をしていても、やはり黒ずんで汚れてくるので、大雨の日や、こんな台風の日に時々コンクリートの床をしっかりたわしで掃除しておくのです。
雨がしこたま降っているのなら、元来が雨ざらしの場所ですので気兼ねなくジャバジャバと水を使って掃除ができます。
どうせ濡れるんでしょ?って。
しかし、そこは他の住人さんも通るところですので、台風が来ているというのに、雨の中たわしで床掃除をしているところを見られれば、私は相当なクレイジーに思われてしまいます。
ひん曲った小さな樹を大事そうに育てているだけで既に怪しいのに。
それだけは覚悟した上での決行です。
でも、きれいにできる時にきれいにしておいた方が盆栽遊びにも張りがでるのです。
しかし・・・そんな恥かしいこと、別に記事に載せなくても良いのにね。
でも、あれですよ、東京砂漠で思い切り盆栽を楽しめる場所を持っている人なんてそうそういないはずです。
私は財力がない分、工夫でどうにかしなくてはならんのです。
棚をなるべくきれいに保って、ご近所の好感度アップを図らなきゃならんのです。
別に悲しくなんかないさ。
早くも数日前から、ツタがひとつ真っ赤に紅葉しました。
ビューティフルです。
で、ビニールポットに細いヒモみたいなものがついていますでしょ。
ポットに穴を開け、細い針金を通しているのです。
長めに切った針金の両端に素材の植わったビニールポットを付けて、棚の上にある物干し竿にぶら下げた格好で、いくつかを管理しているのです。
こんな感じで。
改めてこの状況を説明していたら、なんだかだんだん悲しくなって、遣る瀬無くなってきましたので、この辺にしておきます。
とりあえず、来年はこのツタもちゃんと鉢に植えてあげます。
できれば私の事を憐れまないでください。
これでも幸せに生きているのですから。