細ミッキーズ メンバー募集中
私は細くて味のある幹の樹が好きです。
自分ではまだ作れませんが、枝数少ないながらも面白い曲のある古い樹をみせていただくと私のソウルは、ある時は泣き叫び、ある時は嗚咽します。
と、ウザったいふざけた言い回しはいいとして笑、私が盆栽を始めた頃、書籍やネットなどで知った小品盆栽とはまた少し違った世界が東京には昔からあったようです。
いろいろな展示会回りを始めた頃に思ったことがあります。
小さな盆栽の展示会には、グラマラスな樹の展示会と、随分と貧相な樹の展示会があるなぁ、と。
で、その後私はその貧相な印象の樹が多い盆栽会に、嫌がるところを針金で縛られて無理やり入会させられたのですが。
ヽ(^。^)ノ ひぃ~ 助けて~
さてさて、今日は代々木八幡の一木一草話さんへ行って来ました。
支部展で使う地板を探すため冒険の旅へ出たのです。
結局これというものは見つからず、また、とある将来有望な女流鉢作家さんとも行き違いになってしまったようで、残念続きでしたが、お店の小さな盆栽を物色していたら、面白い樹と出会えました。
幹は立ち上がりでも直径約2.5ミリ。横が枝先まで10センチ程。
少し前に東京支部の例会で、講師のT屋さんが作ったものも見せていただいた、ツクバネウツギです。
果実がプロペラ状の萼片をつけて、羽根突きの「衝羽根」に似ているからついた名前だそうですよ。
洗礼名をアベリアと言いますが、そのツクバネウツギの素敵なのがあったのですね。
この樹は百J園、西本さんのところのものだそうです。
幹にはほんわりと古さが出ています。
私も最近白花と赤花、2種類を挿したのですが、それらの出番は10年後くらいでしょうか?
花のように残るこれが萼(ガク)。秋になると赤く色付きますよ。
来年には、もっと小さな別の鉢を用意してあげましょうね。
切り戻しも必要でしょうから、今度講師に相談してみましょう。
細ミッキーズでは新メンバーを募集しています。
このツクバネウツギは生け垣や、公園・道路脇によく植栽されていて、挿せば簡単につき、花もよく咲くようですので、細ミッキーズに加入希望の方は私と一緒に挑戦してみてください。