シブかわいい鉢。
昨日のこと。
胴に人面の彫刻を施した鉢を作りたいと、だいたいの構想を練って粘土をコネ始めたのです。
でも、だいたいいつもそうですが、そんな最初の構想というのは変わってしまうのですね。
作っている最中に、やっぱりこうかな?とかやって。
でも、ここまで最初のイメージと出来た後で雰囲気が変わったものも珍しいかもしれません。
試しに縁をひらひらにしてみたら、足は猫足が似合いそうな気がして、初めて挑戦してみました。
いかがでしょうか?
シブかわいいでしょ。
足を含めた高さが2.5センチ、横が3センチくらいです。
猫足に関しては、もうちょっとこうだったらまた変わったかも、というような思いもないわけではありませんが、これはこれで良しとしましょう。
このサイズでこんな鉢・・・あんまりないかも。
きっと古くなったら名鉢の仲間入りですよ笑。
名前のついていない袋に保存されていた粘土で、どこの土だか忘れてしまいましたが、目の細かい信楽に、少し志野土の質感があったので、おそらく以前一蒼さんから釉鉢用にいただいた土かと思います。
どんな釉にしましょうか?
真っ赤なのが良いかなと思いもしますが、一蒼さんのところではやっていないので、青磁あたりかなぁ。
出来には満足です。
しかしながら、削り出すのにノンストップで4時間ちょっと・・・
その他の作業を加えればもっとかかっているわけで、ザクのように量産するのは困難です。
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