梅雨空、モミジを植え替える
この前の日曜日は日本小品盆栽協会東京支部の例会でした。
さてさて例会のレポートを、と思いましたが、今回は盆栽エンジェルbonさんだけでなく、見学の小春さん、妹のほうさんまでもが、例会の雰囲気を余すことなく伝える記事を、詩的かつ、スマートに、ご自身のブログにて書き記してらっしゃいますので、もはや私の出る幕はありません。
改めて勝手にリンクを付けさせていただきましたので、臨場感溢れるサラウンドな例会記事で、東京の新名所、小品パワースポットの様子をご堪能下さい。
かと言って何も書かないのでは私の詩情がだまってはくれませんので、印象深かったことなどをボチボチと記事にしていくことにいたします。
今回の例会の基礎コーナーは「梅雨時期に植え替えられるもの」がテーマのひとつにありました。
先月の例会あたりからT屋講師が「モミジの植え替えは春を逃したら、梅雨時期にも植え替えられる」と言っていたのを覚えていたのですが、ちょっと私、今までこの時期のモミジの植え替えなんてやったことがないのでドキドキでした。
これは試すしかありません。
まずは教室でも植え替えて鉢をもっと小さくするように言われていたモミジから。
先日の本部の交換会で手に入れたものです。
先月末に手に入れて、半月程ではありますが、あらかじめ肥料は充分やっておいたつもりです。
その間に、不要な枝は抜いて、ちょっと寂しくはなりましたが、葉刈りも済ませてあるので、芽がたくさん吹いてきていました。
その状態でT屋氏に状態を見ていただき、手入れにOKをいただいたので、植え替え実行です。
もうこの時期になると適当な鉢がありません。
なのでとりあえず大きさで見て、この自作鉢に入れておきました。
モミジは鉢を緩めてしまうと、どうしても枝が暴れてしまうそうです。
もう少し小さい鉢でもイケそうでしたが、夏が怖いですし、出来上がりイメージの大きさを考えつつ、これくらいの大きさの鉢にしておきました。
鉢の中のスペースが以前より随分と狭くなるため、根っこもそれなりに整理しておきました。
樹冠部にはまだ枝がありませんね。
まだまだこれからの樹です。
さらにもうひとつ。
東京支部の春の親睦会でやまあいさんに行った時に、芽出しの葉がやさしい色だったのと、枝が徒長していないというのと、立ち上がりに曲が見えたというのとで、ただの実生苗ではありましたが買ってきました。
たった300円くらいだったと思います。
土の中が気になっていたのでこれも植え替えです。
こちらは大胆な作業になりそうですよ。
まずはポットから出して根をほぐしてみました。
なんとも良い曲が埋まっていました。
やっぱり私は名人ですね。手をかざせば土の中の様子だって見えるのです。
本気になれば、樹液の流れまで見えてしまいます。
そうしまして、今後を考えながら根を整理し、地上部も切り詰めようとしたわけですが、
最終的にここまで切り詰めたいという場所と、それより少し多めに残した場所と、どちらにしようか迷いましたが、
しっかり肥料をやってきたので樹も元気かと思い、かなりのところまで切り詰めてしまいました。
最終的には一番下の枝まで切り詰めようと考えています。
実生ですので下まで芽ツボがありませんが、根っこもかなり良い感じでしたので、とりあえずはこの辺の姿を基本で300円分たのしんでいこうかと思います。
もっと根っこがしっかりしてきたら、たのしくなりそうです。
そうしたらまた植え替える際にでも、根をもっと出して植え付けておきましょう。
最近モミジが妙に楽しい年頃なのです。