マユミちゃんとの叶わぬ恋
先日、町なかの花屋さんで雲間草(クモマソウ)というものを売っていたので購入してみました。
赤と白の2色です。
私はまだ草に疎いのですが、先日の国風展でも数点使われていましたね。よく知られた草なのでしょう。
樹を覚えれば草があって、鉢があって、石があって、飾りがあって...もうホントきりがない!
いい加減、盆栽にはイライラしてきます笑。
さてさて、だんだん暖かくなってきていますね。でも、暖かくなったと思ったらまた急に寒くなる「寒の戻り」というのがありますから、まだまだ気が抜けません。
私、寒の戻りというのがなんだか好きです。人間を油断させておいて意地悪するかのような感じが愉快です。
「そう簡単には去りはしないよ」という冬の意地を感じます。
モミジの芽も動いて来ましたよ。昨日植え替えてしまいました。植え替えていて、去年の植え替え時の頃の事を思い出しました。
確か、初めて「サムライ羞恥法」というものを支部長から教わり、試したのですね。あ、命名は私ですが笑。
芽が開いてきたら芽を包んでいる「袴」を脱がしてしまう、つまり、取ってしまうのですね。そうすると芽がニョーンと伸びてしまわないんだとか。
効果の程は私もまだよくわかってません。また今年、できるとこまでで試してみましょうか。はい、試したらちゃんと保護する、鉄則です。
袴を脱がされて羞恥心まみれのサムライを野ざらしにしてはいけません。
しかしまあ、モミジは節に不要な芽がついたらちゃんと掻いておかないとすぐにそこが太くなってしまいますね。今年はもう少しうまくやれるでしょうか?
そして今日、マユミを植え替えておきました。先日中野の清香会さんの交換会で手にしたものです。
予想以上に根っこがたくさん出ていて、相当良い管理をされていたんだろうなぁと思いながら根をさばきました笑。
イメージしていた鉢のサイズではとてもおさまらず、ひとまわり大きいものを急きょ選びました。でも、上部が育ったらこれくらいの鉢の大きさで丁度良くなるのかな?
私、実はマユミとは縁が薄いといいますか....うん、ヘタというわけではなくて、マユミとは縁が薄いのです。何故か毎年ひとつ枯らすのです。
でも、今年の私は去年の私とはひと味違いますから、この木は大丈夫ですよ。
根っこが多くて、一部土の上まで根が出てしまいましたが、こういうのって切るのでしょうか。私は自由を愛しますから、この根も樹の好きなようにさせます。君の好きなようにしたまえ、マユミ君。
あとは、芽がたくさん付いていたので、明らかに使わないだろうというのは取ってしまいました。
毎年枯れてしまうのでまだイマイチわからないマユミですが、さてさて今年は大丈夫でしょうか?