異常気象のイチョウ実生
今年もイチョウのタネをいくつかまいておきました。
私は実成りを楽しもうなんて大それたことは考えませんので、
小さくまっすぐで、どれだけ持ち込めるかを楽しもうと考えています。
実成りを狙うとどうしてもそれなりの樹の大きさが必要で、なので小品の場合はどうしても樹を曲げることになるんだとか、ならないんだとか。
発芽して伸び出す前に直根を切ってしまうとこんな感じ。
恐らくタネからの養分のみで生きている状態なのでしょう。
昔、イチョウ名人から、実生イチョウの直根は切っちゃいけないと言われた記憶がありますが、切るなと言われると切りたくなるのが人の常。ん?
直根を切ると、樹の勢いが止まってしまうということなのでしょう。
このイチョウが植わっているのはコーヒーのミルクの容器。
清K会のO西さんのアイデアを拝借。とても使いやすいのです。
ちなみに、だいたいは針金で樹を鉢に固定しますが、
イチョウの芽には大きなタネがずっとついていまして、
こんな小さな鉢の場合、時にタネが邪魔して樹が中央におさまりません。
なので、
こんな感じで縁に切り込みを入れて、タネの殻を鉢に瞬間接着剤で固定しちゃいました笑。
去年の感じだと、これくらいの大きさでも枯れることはないようです。タネの養分が残っている間に根が生えてきているのでしょうか。
今年は去年のイチョウを植え替えずにきちゃいましたので、このあと根がどう育ったかはわかりませんが、
まきっ放しだと随分と伸びてしまうイチョウが、節間短く小さくおさまり、おまけに小さいくせに生意気に枝まで出しています。
時々、こんなことをして遊んでいる自分をキツく叱ってしまいます。そして、キツくしかった後は、しっかりと抱き締めてあげるのです。
せ~の、
ホッ!
鬼面足改め、鬼面胴足
今日も鬼を捕まえようと粘土をコツコツ、ソリソリ。
見本などいらぬ。鬼なら己の内に・・・
笑。
まだこの面も作りかけ。とにかく時間がかかります。
しかし面白い。見る角度によって鬼の表情、感情が変化しているみたいです。
怯え、恐れるようだったり、怒りに震えるようだったり、
↓「う、うそだろ・・・?あの魔球が打たれるなんて・・・!」
祈るようだったり、
苦しみに顔を歪めているかのようだったり。
許しを乞うようだったり、絶対に許さんと言わんかのようだったり。
深い憎しみだったり・・・ああ、怖い、怖い。
お願い、目を合わせないで。
彫っていて気になるのは、角を立体的に彫れないこと。
だってそんなことしたら、どこかにひっかかって、絶対すぐに折れちゃいそうですから笑。
多分、鼻もすぐ折っちゃいますよ。
その時は、
「天狗になっちゃいけないよ」
という、天からのメッセージです笑。
あと、やはり目玉ですね。
視線の方向は思った以上に雰囲気を変えるようですが、なにぶん小さなおメメの針の穴ほどの点ですから、
いくら目の細かい粘土を使っていても、なかなか思うようにはいきません。
視線は左右をそろえずに、歌舞伎風?の寄り目でずらすとなかなか愉快になりますね。
いろいろな顔のパーツもバランスを崩した方が愉快。表情が出ます。
・・・といいますか、これ、鬼面足と言いながら、ほぼ胴を覆っています笑。
鬼面胴足。そう呼んでおきましょう。
さてさて、この先どうなりますか。