帆掛け舟
今日知り合いと、年をとっていても元気な人は元気だよねぇ~、という話をしていて、今年訪ねた某支部の展示会での風景を思い出しました。
その支部の長老さん、もう90を越えているそうで。
それでもちゃんと展示していましたよ。
その方の展示を見ていた女性に、
「年をとっているから、確かに細かい作業は行き届かないこともある。でもね、この古さ。これがすごいんだよ」
というようなことを、後輩のおじさまがおっしゃってました。
なるほどなぁ、いいこと言うなぁ。
そう思ったものです。
その後、その長老がお供をたくさん連れて会場にいらして、ぐるっと展示や即売をご覧になっていきました。
年も年ですから、ゆっくり、ふわっと(フラフラと笑?)歩きますが、それでも軽く90を越えていることを考えたら十分元気です。
長老が通っている歯医者さんの助手の女性も数人駆けつけ、なかなかモテているご様子で。
でも、ご本人が帰ったあとで、もっとすごいことを聞いちゃいました。
なんでもその長老、しょっちゅうそこからけっこう距離があるところまで自転車をこぐというのです。
ざっと30分はかかる距離だと思うけどなぁ・・・
それを教えてくれたのは、長老の展示を解説していた先のおじさま。
そのおじさま曰く、
「長老が自転車に乗って進む姿は「帆掛け舟」って呼ばれてるんだよ。風に吹かれて、ふ~らふら、ふ~らふら、ね。それで遠くまで行けるんだな」
さすがに盆栽歴が長いと、人を小馬鹿にする言葉にすら趣があります。