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俺たちに明日はない! ~カラマツ~

 うちには若いカラマツが4本あります。

 朝家を出る際、元気な姿で見れるのはこれで最後なのではないのかと、いつもそんな切なさで出掛けます。

 私とカラマツはそんなギリギリの関係なのです。

 俺達に明日はない? 

 それならば、元気なうちに一度、皆さんにその姿を見てもらおうではないか、カラマツ君。

 若い樹ではあるけれども、その姿、捨てたもんじゃないよ。

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 ちょうど雪道で滑った時の姿をイメージした樹形に作ってあります。

 これも自然の厳しさです。

 3月にうちへ連れ帰り、ビニールポットから素焼鉢に移して、軽く芽を摘んだだけです。

 立ち上がりの曲は生まれつき。

 そんな素朴な姿を案外気に入ってます。

 ちなみに、樹をまっすぐ起こして植え付けると、「膝かっくん樹形」になります。

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 さて、うちにあるカラマツはすべて3月に買ったものです。

 3月11日。大地震の日です。

 私はこれらのカラマツを持って4時間も5時間も歩いて自宅へ帰ったのですね。

 非常事態を共に過ごすと、そこには日常では生まれないような恋が芽生えることがあるそうです。

 心理学の先生がそう言うように、私とカラマツとは特別な恋心で結ばれていて、誰もそれを邪魔できません。

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 とふざけてみるのも良いですが、どうやらここ数日で葉が一部赤くなってきているようですね。

 紫外線で日焼けしたのでしょうか。

 私の恋心発言で照れているわけではないことは確かです。

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 危険な夏が来るというのに、これから開こうとしている芽もあります。

 君、やめときたまえ。

 思い直して一度閉じ、来年にでもとっておきたまえよ。

 とにかく我が家のカラマツ事情は樹形云々よりも、とりあえずは夏を乗り切ってもらい、できるだけ長生きしてもらうことがテーマです。

 7月2日は半夏生なんですって。 

半夏生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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半夏生(はんげしょう)は雑節の一つで、半夏(烏柄杓)という薬草が生えるころ(ハンゲショウ(カタシログサ)という草の葉が名前の通り半分白くなって化粧しているようになるころとも)。

七十二候の一つ「半夏生」(はんげしょうず)から作られた暦日で、かつては夏至から数えて11日目としていたが、現在では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日となっている。毎年7月2日頃にあたる。

農家にとっては大事な節目の日で、この日までに農作業を終え、この日から5日間は休みとする地方もある。この日は天から毒気が降ると言われ、井戸に蓋をして毒気を防いだり、この日に採った野菜は食べてはいけないとされたりした。また三重県熊野地方志摩地方の沿岸部などでは、ハンゲという妖怪が徘徊するとされ、この時期に農作業を行うことに対する戒めともなっている[1]

上方ではこの日にを、讃岐では饂飩を、福井県では大野市などで焼きを食べる習慣がある。

この頃に降る雨を「半夏雨」(はんげあめ)といい、大雨になることが多い。


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