トンボが遊ぶ屋久島ススキ
今日もコンクリートジャングルはホットでヒューミッドでした。
そんなカタカナ英語がいつも以上にイライラを誘う2011年の夏、
いかがお過ごしですか?
今夜もイネ科のノリでいこうかと思います。
屋久島ススキ。
5月末くらいに株分けして、杉並の愛草と呼ばれる私の素晴らしい小鉢に植えたわけです。
株分け当初は、その剛直な根の処理に苦心したことからも、感じることはありましたが、
枯れていく葉が沢山出ました。
なので、先月の東京支部の例会に持って行ったのですが、
講師から、もう枯れ止まって来たんじゃないの?というようなコメントをいただき、ちょっと安心。
株が充実してきたら、イネ科と共生関係にある南蛮ギセルを植えるとブラボーだよ、というアドバイスもいただきました。
南蛮ギセルは私、持ってませんが、きっとどこかの優しい方が私の棚に種をまいてくれることでしょう笑。
その後この鉢は、鉢の大きさも考えて、日の当たる時間を少しずつ調整していきました。
そうしてやっと、調子が出て来たようです。
一応、今までに枯れた葉はきれいに取ってしまいましたが、
これから葉が枯れても、それはそれで残しておいて、
秋にその景色を楽しむという、大人なことをしちゃおうかと企んでいます。
それにしても、この杉並の愛草のトンボ鉢、素敵ですね。
土壁のような色合いにうっすらトンボの姿。
今日、野暮用で吉祥寺に行って来ましたが、
週末の混雑激しい吉祥寺駅の構内で、出口を完全に見失い、
駅の白い壁に向かってひたすらタックルしているトンボを見掛けました。
「君が望んでいる自由はそっちじゃないよ」
と教えてあげようとしましたが、あまりの人ごみに、その願いは叶わずでした。
この鉢の釉薬に使われている灰は、一蒼さんが自分で作った灰で、
「自然の灰だから、早く時代がノルよ」
と言ってました。
貫入の奥に、所によっては薄い青色が出ていて、
私と一蒼さんの最高のコラボ作のひとつとなっております。
(コラボとは失礼な。一蒼さんは、君の先生ですよ。)
足を短く、底穴も小さく作りましたが、
鉢の小ささ程乾き過ぎず、今のところ使いやすさを感じています。
胴の丸みも丁度良いね!
はい、今日は自画自賛で攻めてみました。