石原のおばあさんと蝋梅(ロウバイ)4
朝、棚から鉢がひとつ落ちていました。
幸い鉢は割れてなかったので、こぼれた分の土を入れ直すだけで済みました。
うちの棚は風通しが結構良いみたいなのです。
今日の東京砂漠は強い日差しの上に風もまあまあ強く、仕事中、ちょっとソワソワ。
でもですね、なるべく気にしないようにしています。キリがないですから。
家に帰ってきたら、せっかく発芽したケイトウがシナシナになってました。
昨日思い切って、より日差しの当たる場所に出したところだったのです。
ううん、加減が難しい。
小さく薄い鉢なので、もしかしたら用土もさらに細かい1ミリ以下のものを使っておいた方が良かったのかも知れません。
再チャレンジです。
杉並のピンポイント予報は35度まで上がると見た気がしましたが、何度までいったのでしょう。
私、基本外仕事です。毎年夏は数人がダウンします。
今日くらいならまだ多少楽な方。
これからもっと辛い日が来るのですよ。
さて、仕事中に昔何度か記事にした石原のおばあさんのお宅へ。
コブシ、ロウバイ、サンシュユなどの庭木のある家で、ご主人を亡くし今はひとりで住んでます。
こちらの庭のロウバイの枝を以前いただいて、実生苗に接ぎ木したのですが、失敗でした。
ううん、残念。
今、88歳。足腰もしっかりしていて、しっかりとした歩みで、それも結構なスピードで、買い物カートを引っ張って、近所のスーパーへ買い物へ出かけるのをよく見掛けます。
「元気ですねぇ~」
と言うと、
「年金暮しで世間に負担かけちゃ悪いから、死んじゃった方が世の中のためなんだけど、今は長生きでしょ?生きてる以上はちゃんと動けないとまた迷惑かけるしね。ガタはくるけど自分にムチ打って元気にしてるのよ」
毎度、そんなリアクションに困ることを言ってきます。
私はこのおばあさんが好きです。LIKEじゃなくてLOVEのほうで。
・・・あ、間違い。LOVEじゃなくてLIKEのほうね。
英語って難しい。
「今は年金で生活させてもらってるけど、主人が生きてる間は、外食なんて全然できなかったのよ。家で、とても人様には見せられないような食事で生きてきたのよ。今は遊びもいろいろあるし、みんな簡単に外食するけどネ。
当たり前のようにいろんなものがまわりにあるから、ゴミも捨てていくのかねぇ?ま、みんなが望んでこんな世の中になったのかもしれないから、私が文句言っても仕方ないけど、でも、世の中変わるの早過ぎるよ。良いんだか、悪いんだか」
と、にこやかに毒を吐きます笑。
おばあさんの半分も生きていない私にしてみても、中卒の無学な母からではありますが、私が子供の頃教わった価値観が今は意味をなしていないと感じることがよくあります。
時代は変わったようで。
ふふふ。面白いこと思い出しました。
子供の頃、母に「ジュースが飲みたい」と言ったのです。
そうしたら、良いよというので、喜んで缶ジュースを買って来たら、家で思いっきり怒られたのです。
ビンの大きいの買った方が安いでしょって笑。
子供心に相当インパクトがあったようで、しっかり記憶に残っています笑。
さて、先日ぞをさんのブログで無理やり聞かされた曲が耳から離れません。
暑さも手伝って、昼間炎天下、頭の中でヘビーローテーションです。
ひとりでこの苦しみを背負うのは癪なので、道連れを作ろうと思います。